院内感染予防
当院では、使用した器具は、キレイソフト(弱酸性除菌水)より生成された酸性水にて除菌を行います。その後、外科器具は一つずつ、ピンセットや鏡等は1セットずつパックして高温高圧にて滅菌しています。
歯を削る器具(エアータービン)は、圧縮した空気を噴き出しながら回転しています。
スイッチを切って、回転が急に止まるためホース内が陰圧になり空気の噴出し口からだ液や血液を吸い込んでしまいます。これをサックバックと言います。歯を削る器具の中のだ液や血液は消毒できないため一層の安全を考え、歯を削る器具は一度使用したら専用の小型滅菌器を使用して高温高圧下にて内部まで滅菌しています。
器具除染用洗浄器
医療器材を一度に処理し、手洗いに比べて毎回安定した洗浄効果が得られます。
手洗い時に発生する恐れのある「針刺し」などのケガ防止にもつながり、スタッフへの感染の心配も低減します。
口腔外バキューム
お口の中には約300種類以上の細菌(むし歯菌、歯周病菌)がいると言われ、歯垢1mg中には1億個以上の細菌が存在すると言われています。
これだけの細菌がお口の中に存在するわけですから、むし歯を削る時等には、その細菌やウィルスを含んだ飛沫が飛び散ってしまいます。
衛生面を考え各治療台に切削時に出た飛沫や粉塵を吸い取る装置(口腔外バキューム)を設置しています。
掃除機のように音がうるさいですが感染予防・人に優しい環境作りのためにご理解下さい。
デジタルレントゲン
このシステムの利点は、従来のレントゲンシステムと比べて放射線量が少なくてすむ、と言う点です。具体的には1/4~1/2程度に放射線量を減らすことができます。そして、デジタル画像処理を行うため、パソコン画面で大きさ、明るさ、濃さ等を換えることができるため、説明時には分かりやすく表示することができます。
このデジタルレントゲンシステムは、体にやさしく安心していただけるものになっています。
CT
低照射線量で高精細な3D画像がインプラント、根尖病巣、顎関節、埋伏歯などのより幅広い多角的な精査、診断ができます。
炭酸ガスレーザー
レーザー光を利用して組織の切開や殺菌をおこなう治療法で、安全性が高く痛みが少なく治癒も早いため様々な診療に使用します。
拡大鏡
拡大鏡を使用することによって、肉眼では見ることができない歯の細かな凹凸や、隠れた根管、金属の詰め物、被せ等のフィットの状態など様々なことが見えるため精密な治療を行うことができるようになります。
日々の診療に必要不可欠と感じています。(SurgiTel ×10.0)